美肌になれるセルフつぼ押し

2018-07-16 14:00:00

 「つぼ押し」が美容に効くという事実を知っていますか?

「つぼ押し」と聞くと身体の凝り固まった箇所をほぐしたり、病気の症状を緩和してくれる役目などの印象がありますよね。

実はつぼ押しは病気や不調の症状以外に美容にも効果が高いのです。

それはむくみ、たるみ、肌荒れなどの美容に関する悩みは気、血、水の滞りが原因で起きているからです。

では、その滞りを改善してくれる「つぼ押し美容法」についてご紹介しましょう。


自分でできる「つぼ押し」の方法


【フェイスラインの引き締め】

年齢を重ねるごとに増えるたるみは、顔の輪郭をぼやけて見せます。

この顔の輪郭を引き締めるだけで、美しく見えるのでフェイスラインの引き締め方法を知っておきましょう。


1.つぼを探す

「扶突」・・・喉仏の高さで、顔を横に向けると斜めに出っ張ってくる太い筋の上です。

「天窓」・・・喉仏の高さで、顔を横に向けると斜めに出っ張ってくる太い筋の後ろの縁です。

「聴宮」・・・耳の穴の前にある小さな突起部分のすぐ前です。少し口を開けるとへこむ窪みのことです。


2.つぼを押す

「扶突」と「天窓」は同じ方法で刺激できます。

親指以外の4本の指の腹でつぼのあたりを当てます。

指の腹を当てたまま優しく押しながら皮膚ごとゆっくり回すように動かします。

皮膚を鎖骨の方に引っ張るような感じで行ってください。

反対側も同じようにやります。

「聴宮」に人差し指の腹を当ててグーッと押すように刺激をあたえます。

これを5回くらい続けます。


【お腹周りの引き締め】

運動不足や加齢によってお腹回りに脂肪がつきやすくなります。

また腎臓や膀胱の機能低下によって水分や老廃物も溜まりやすくなってしまいます。

つぼ押しをすることで、血行促進と老廃物の排出を促すとお腹回りも引き締まります。


1.つぼを探す

「太乙」・・・おへその中央から左右外に指3本分と、上に指3本分移動した場所です。

「大巨」・・・おへその中央から左右外に指3本分と、下に指3本分移動した場所です。

「章門」・・・助骨のしたから2番目の端です。

「帯脈」・・・おへその高さで章門の真下です。

「京門」・・・脇腹の背中側で、一番下の助骨の端です。


2.つぼを押す

「太乙」と「大巨」に親指と小指以外の3本指の腹を右の「太乙」あたりに当てます。

左の「太乙」→左の「大巨」→右の「大巨」→右の「太乙」といった順で優しく押しながら指を5周ほど動かして刺激します。

身体をひねり親指と小指以外の指の腹を「京門」の辺りに当てます。

手のひらをしっかりと当てて、優しく押しながら「章門」まで動かします。

クビレをつくるイメージで5回ほど行います。

反対側も同じように行います。

親指と小指以外の指の腹を「帯脈」のあたりに当てて前に引っ張ってくるように刺激を与えます。

5回ほど行ったら、反対側も同じように行ってください。


【脚のむくみ】

座りっぱなしや立ちっぱなしなど長時間同じ姿勢でいると、脚はむくんできます。

とくに夏は冷たいドリンクを飲むことが多くむくみが起こりやすいです。

このむくみを放っておくと脚の血色が悪くなったり、静脈瘤という病気になる場合もあるので気をつけましょう。


1.つぼを探す

「陰谷」・・・膝の後ろヲ見て、膝を曲げたときにできる横じわの親指側少し下です。

「陰陵泉」・・・内くるぶしからスネの骨の内側を真上にたどって行き、指が止まるところです。


2.つぼを押す

親指の腹を「陰谷」に当てます。

指の腹をつけて優しく押しながらゆっくり皮膚ごと動かしながら5回ほど回します。

反対側も同様に行います。

親指の腹を「陰陵泉」に当てます。

指の腹をつけて優しく押しながらゆっくり皮膚ごと動かしながら5回ほど回します。

反対側も同様に行います。


自分自身が陥りやすい肌の不調のつぼをあらかじめ知っておくと、不調に気づいたときにすぐに対処できます。

自宅でゆっくりとくつろぎながら肌の不調緩和をして、美肌を取り戻しましょう。